日本に長く滞在する場合、外国人は市町村に「外国人登録」を
届けなければなりません。
これは、日本人にとっての「住民登録」のようなものですが、
これに加えて外国人は、外国人登録証という身分証明カードを
いつも携帯しなければならないことになっています。
(この記載欄、特に裏面の手書きの字がとても読みにくい。)
この「外国人登録証(Alien Registration Card)」の制度が
変わります。
今後は、「在留カード(Immigration Card)」となり、直接に
入国管理局からカードが手渡され、カード上のICチップの中に
カードに記載されている事項が記録されます。
ここには、氏名、生年月日、性別、国籍、住所地などのほか
在留資格、在留期間、カード番号、就労制限、資格外活動許可
などの情報が記録されるようです。
もちろん、これらの事項に変更があれば、住所地は市町村に、
その他の事項は直接入国管理局に届け出ることになります。
これによって、入国管理局が外国人に関する情報を一元管理し
在留資格に適した活動や生活状況が行われているかを、
継続的に管理・監督することができるようになります。
外国人にとっては、いっそう在留管理が厳しくなりますが、
逆に適法・適正に生活していれば在留手続もスムーズに
行えるようになるのでは・・・と予想します。